エイリアン

  僕が身籠っているのは
  凶暴な肉食獣か
  それとも感性の断片か

  灼熱の太陽と
  酷寒の嵐は
  いつも僕に生を要求した
  だが 僕が生を献上すると
  死が暴走してしまう
  それだけはとても恐くて
  身重な体で何度もシュールな市街戦を繰り返し
  それはいつも壮絶な引き分けに終わった

  引き換えに命令文の挑戦は悲惨な敗北に終わり
  命のかけらは導火線を遮断する

  今
  僕は僕の体の殻を壊して
  肉食獣と感性が産声を上げているのに歓喜する
  僕は制御する
  僕と僕の為に生まれた僕のコピーを

  肉食獣は性器の中に
  感性は図書館の中に
  静かに向かえばいい
  そうやって語数さえ
  統一されて僕は歌う
  僕の脳裏を支配する
  謎めいた末梢神経を
  異邦人達の鎮魂歌を

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